平成16年台風23号に伴う水害についての住民調査
単純集計結果( N=329 )
(
災害情報通信研究会
東洋大学社会学部 中村功研究室
● SEQ |
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● 訪問日 |
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/ |
昨年10月20日の水害の被害について |
問1.10月20日の水害で、あなたやご家族はけがをしましたか。あてはまるものをいくつでも選んでください。
1.自分がけがをした |
2.7 |
|
2.家族がけがをした |
3.0 |
|
3.自分も家族もけがはしなかった |
93.9 |
1. 17時以前 |
|||||||||
6.21時台 |
7.3 |
7.22時台 |
7.8 |
8.23時台 |
29.3 |
9.24時以降 |
20.7 |
10.わからない |
19.0 |
1.水流で家が全・半壊した |
20.4 |
2.水流で家が一部損壊した |
2.1 |
3.浸水で家の補修工事が必要になった |
44.4 |
4.家そのものの被害はなかった |
28.6 |
5.その他 |
2.7 |
無回答 |
1.8 |
問4.住宅以外の被害はいかがでしたか。あてはまるものをいくつでも選んでください。
1.家財道具が被害を受けた |
65.3 |
2.自宅や店舗の設備・機械(農機含む)に被害を受けた |
41.0 |
3.戸や壁などに被害を受けた |
65.0 |
4.畳が使えなくなった |
57.4 |
5.自家用車が被害を受けた |
57.1 |
6.その他 |
10.3 |
7.被害はなかった |
10.6 |
無回答 |
2.1 |
問5.水害当日、お宅では停電しましたか。
1.停電した |
66.3 |
2.停電しなかった |
19.5 |
3.わからない |
12.8 |
無回答 |
1.5 |
1. 17時以前 |
|||||||||
6.21時台 |
3.2 |
7.22時台 |
9.2 |
8.23時台 |
19.3 |
9.24時以降 |
27.5 |
10.わからない |
26.1 |
10月20日水害当日の対応について |
問6.水害のあった20日の朝から午後にかけてあなたはどこにいましたか。
1. |
87.5 |
2. |
8.5 |
3.上記の地域外にいた → 問51へ |
4.0 |
無回答 |
-- |
( N=316 )
以下の問7から問50は、当日、但馬地域内にいた方にお聞きします。
問8.10月20日の午後3時から6時ころに、あなたはどのような気持ちでいましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.3
1.水害によって自宅が被害を受けるのではないかと非常に不安だった |
16.8 |
2.水害によって自宅が被害を受けるのではないかと、多少不安だった |
24.4 |
3.水害によって自宅が被害を受けるという不安はそれほど感じなかった |
40.2 |
4.水害によって自宅が被害を受けるという不安は全くなかった |
18.4 |
問8で3.または4.と答えた方にお聞きします。
付問8−1.あなたが不安を感じなかったのはなぜですか。あてはまるものをすべて選んでください。
84.3 |
|
問9.では、大雨が降った10月20日の午後に、あなたは水害に備えて何かしましたか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.家財を2階など高いところにあげた |
28.5 |
2.テレビなどで気象情報を集めるようにしていた |
39.9 |
3.玄関や勝手口から浸水しないように、ものを置いた |
2.8 |
4.家族を自宅の2階以上に避難させた |
19.9 |
5.近くの人や親戚・知人に助けを求めた |
3.5 |
6.車を高台に避難させた |
40.8 |
7.その他 |
10.8 |
8.特になにもしていない |
21.2 |
問10.
1.避難勧告を聞いた |
63.3 |
2.避難指示を聞いた |
61.7 |
3.避難勧告か避難指示かわからないが、とにかく、市からの避難要請を聞いた→付問10−7へ |
18.0 |
4.以上のようなものは聞かなかった→問11へ |
11.4 |
( N=200 )
付問10−1.あなたが避難勧告を最初に聞いたのはいつ頃でしたか。
あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.18時台 |
57.5 |
2.19時台 |
25.0 |
3.20時台 |
10.5 |
4.21時台 |
2.5 |
5.22時台 |
2.5 |
6.23時台 |
1.0 |
7.24時以降 |
-- |
無回答 |
1.0 |
付問10−2.あなたは避難勧告をどのようにして知りましたか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.NHKテレビで |
8.0 |
2.民放テレビで |
5.0 |
3.NHKラジオで |
0.5 |
4.民放ラジオで |
1.0 |
5.コミュニティーFM(FMジャングル)で |
1.0 |
6同報無線(屋内受信機)で |
82.0 |
7.同報無線(屋外スピーカー)で |
10.0 |
8.広報車で |
1.0 |
9.市・町の職員から直接 |
0.5 |
10.町内会や消防団の人から直接 |
6.5 |
11.近所の方、親戚・知人から直接 |
8.0 |
12.知り合いの電話や携帯メールで |
8.0 |
13.その他 |
4.0 |
|
|
付問10−3.避難勧告を聞いて、あなたはどう思いましたか。 無回答 --
1.危険なので、すぐに避難しなくてはと思った |
20.5 |
2.危険なので、そのうち避難しようと思った |
14.0 |
3.危険なので、様子を見ようと思った |
38.0 |
4.自分のところは、危険でないだろうと思った |
27.5 |
( N=195 )
付問10−4.あなたが避難指示を最初に聞いたのはいつ頃でしたか。
あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.19時台 |
49.2 |
2.20時台 |
26.7 |
3.21時台 |
12.3 |
4.22時台 |
4.1 |
5.23時台 |
6.2 |
6.24時以降 |
-- |
|
|
無回答 |
1.5 |
付問10−5.あなたは避難指示をどのようにして知りましたか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.NHKテレビで |
8.7 |
2.民放テレビで |
6.2 |
3.NHKラジオで |
0.5 |
4.民放ラジオで |
1.0 |
5.コミュニティーFM(FMジャングル)で |
1.0 |
6同報無線(屋内受信機)で |
80.5 |
7.同報無線(屋外スピーカー)で |
8.2 |
8.広報車で |
2.1 |
9.市・町の職員から直接 |
2.1 |
10.町内会や消防団の人から直接 |
9.7 |
11.近所の方、親戚・知人から直接 |
9.7 |
12.知り合いの電話や携帯メールで |
5.6 |
13.その他 |
4.1 |
無回答 |
0.5 |
付問10−6.避難指示を聞いて、あなたはどう思いましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.危険なので、すぐに避難しなくてはと思った |
26.7 |
2.危険なので、そのうち避難しようと思った |
15.9 |
3.危険なので、様子を見ようと思った |
32.8 |
4.自分のところは、危険でないだろうと思った |
23.1 無回答 1.5 |
付問10−7.あなたが市の避難要請(避難勧告・指示など)を最初に聞いたのはいつ頃でしたか。
あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.18時台 |
29.8 |
2.19時台 |
49.1 |
3.20時台 |
14.0 |
4.21時台 |
1.8 |
5.22時台 |
1.8 |
6.23時台 |
-- |
7.24時以降 |
-- |
無回答 |
3.5 |
付問10−8.あなたは市の避難要請(避難勧告・指示など)をどのようにして知りましたか。
あてはまるものをすべて選んでください。
1.NHKテレビで |
15.8 |
2.民放テレビで |
7.0 |
3.NHKラジオで |
-- |
4.民放ラジオで |
-- |
5.コミュニティーFM(FMジャングル)で |
1.8 |
6同報無線(屋内受信機)で |
78.9 |
7.同報無線(屋外スピーカー)で |
15.8 |
8.広報車で |
5.3 |
9.市・町の職員から直接 |
3.5 |
10.町内会や消防団の人から直接 |
5.3 |
11.近所の方、親戚・知人から直接 |
14.0 |
12.知り合いの電話や携帯メールで |
7.0 |
13.その他 |
1.8 |
無回答 |
-- |
付問10−9.市の避難要請(避難勧告・指示など)を聞いて、あなたはどう思いましたか。
1.危険なので、すぐに避難しなくてはと思った |
21.1 |
2.危険なので、そのうち避難しようと思った |
12.3 |
3.危険なので、様子を見ようと思った |
38.6 |
4.自分のところは、危険でないだろうと思った |
26.3 無回答 1.8 |
避難について |
問11.次に水害当日の避難についてお聞きします。水が迫ってきたとき、まずあなたはどうしましたか。
あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.3
1.そのときに居た建物の2階以上にあがった |
39.6 |
2.近所の家や親戚・知人宅に避難した |
8.9 |
3.近所のビルの高い階や高台にある建物の中などに避難した |
1.6 |
4.市町村が指定した避難所まで避難した |
14.6 |
5.避難所まで行こうとしたが、危険なので戻った |
3.8 |
6.出先から自宅に戻った |
3.8 |
7.水が低く、とくに対応はしなかった |
14.9 |
8.その他 |
12.7 |
問12.それからあなたはどうしましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.3
1.避難所にとどまった |
18.0 |
2.水がおさまってから市が指定した避難所へ避難した |
1.3 |
3.水がおさまってから知り合いの家へ避難した |
1.9 |
4.ボートやヘリコプターで救出された |
7.9 |
5.自宅にとどまった |
55.4 |
6.職場へ行った |
-- |
7.自宅へ戻った |
6.6 |
8.学校や職場にとどまった |
0.6 |
9.その他 |
7.9 |
問13.水害当日、あなたは外部に避難しましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 --
1.避難した (市・町が指定した避難所、近所の家や親戚・知人の家、近所のビルの高い階、高台にある建物の中等) |
32.9 |
→問14へ |
2.避難しなかった (しようとしたができなかった、避難する必要がなかった、避難するつもりがなかった等) |
67.1 |
→問23へ |
( N=104 )
問14.あなたが避難したきっかけは何ですか。あてはまるものをすべて選んでください。 無回答 --
1.家が浸水して生命の危険を感じたから |
11.5 |
2.自宅が浸水する危険を感じたから |
25.0 |
3.避難勧告・指示を聞いたから |
51.9 |
4.川が越水・決壊したと聞いたから |
19.2 |
5.家族や近所の人に勧められて |
33.7 |
6.市の職員、警察官、消防職員などに勧められて |
2.9 |
7.消防団員や自治会の役員などに勧められて |
8.7 |
8.停電や断水で生活できなくなったから |
3.8 |
9.自宅が浸水して生活できなくなったから |
8.7 |
10.車を高台に避難させようと思ったから |
17.3 |
11.同報無線を聞いたので |
24.0 |
12. その他 |
8.7 |
問15.あなたが避難をしようと決心してから、実際に外に出るまでに、どの程度時間がかかりましたか。
約 ( ) 時間 ( ) 分程度
平均93.5分
問16.あなたが避難をはじめたのは何時頃でしたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 1.0
1.20日午後6時以前 |
2.9 |
2.午後6時台 |
13.5 |
3.午後7時台 |
38.5 |
4.午後8時台 |
19.2 |
5.午後9時台 |
4.8 |
6.午後10時台 |
1.0 |
7.午後11時台 |
7.7 |
8.午前0時〜翌朝 |
11.5 |
問17.あなたが避難したとき避難先までの距離はどのくらいありましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.100m未満 |
6.7 |
2.100〜199m |
9.6 |
3.200〜299m |
4.8 |
4.300〜399m |
5.8 |
5.400m〜1km |
18.3 |
6.1〜5 km |
49.0 |
7.5 km以上 |
3.8 |
無回答 |
1.9 |
問18.あなたが避難したとき、避難先まで行くのにどのくらいの移動時間がかかりましたか。あてはまるものを
1つだけ選んでください。 無回答 --
1.5分未満 |
15.4 |
2.5〜9分 |
22.1 |
3.10〜29分 |
42.3 |
4.30〜59分 |
16.3 |
5.60分以上 |
3.8 |
問19.あなたはどのようにして避難しましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.歩いて、水の中を浸かりながら避難した |
12.5 |
2.歩いて避難したが、水には浸からずにすんだ |
10.6 |
3.車で避難した |
65.4 |
4.避難する途中で、ボートやヘリなどによって救助された |
8.7 |
5.その他 |
2.9 |
無回答 |
-- |
問20.あなたが避難した時、水はどのくらいありましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.自分の胸以上 |
13.5 |
2.自分の腰くらい |
1.0 |
3.自分のひざくらい |
16.3 |
4.自分のくるぶしくらい |
17.3 |
5.水は出ていなかった |
51.9 |
無回答 |
-- |
問21.外部の避難場所に避難する途中で、あなたは身の危険を感じましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 --
1.非常に危険を感じた |
30.8 |
2.やや危険を感じた |
31.7 |
3.あまり危険を感じなかった |
16.3 |
4.ほとんど危険を感じなかった |
21.2 |
問22.避難の途中で、あなたは次のような体験をしましたか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.大雨で視界が悪く、恐怖を感じた |
57.7 |
2.流されるのではないかと怖かった |
20.2 |
3.避難誘導してくれる人がいなかったので心細かった |
16.3 |
4.家族に老人や子供がいて避難に手間取った |
26.9 |
5.安全と思われる避難場所が遠くて怖かった |
9.6 |
6.マンホールや側溝に落ちそうになった(落ちた) |
4.8 |
7.下が見えずゆっくりとしか進めなかった |
28.8 |
8.その他 |
18.3 |
問23〜問24は当日避難しなかった(できなかった) 方《問13で2と答えた人》のみお答えください。
( N=212 )
問23.あなたは浸水して家に閉じこめられましたか。 無回答 1.4
1.浸水して家に閉じこめられてしまった |
53.8 |
2.そういうことはなかった |
44.8 |
問24.あなたが当日避難しなかった(できなかった)理由は何ですか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.突然水が襲ってきて避難する余裕がなかったから |
28.3 |
2.避難は必要だと思ったが、荷物をまとめることなどに時間がかかり機会を逃したから |
9.9 |
3.水没しないように大事なものを上に上げていて、避難する機会を逃したから |
11.8 |
4.川の決壊を知らなかったから |
12.3 |
5.いざとなれば2階に逃げれば何とかなると思ったから |
50.5 |
6.避難をするほうがかえって危険だと思ったから |
37.7 |
7.避難が必要なほど大きな災害ではないと思ったから |
23.1 |
8.避難勧告・避難指示が出ていることを知らなかったから |
2.8 |
9.避難先や避難経路がわからなかったから |
3.8 |
10.家族が帰らず、その家族が帰るのを待っていたから |
3.3 |
11.子供・老人・病人がいて、避難するのが大変だったから |
15.1 |
12.体力に自信がなく、雨の中を避難できなかったから |
5.7 |
13.家財が気になって避難できなかったから |
1.9 |
14.高台なので浸水しないと思ったから |
28.8 |
15.マンション等の上層階に住んでいたから |
2.4 |
16.浸水したが身の危険を感じなかったから |
8.5 |
17.防災無線が外に出ないようにと呼びかけたから |
5.2 |
18.職場にいたので |
1.9 |
19.その他 |
9.4 |
( N=316 )
当日但馬地域にいた方(問6で1または2と答えた人)全員がお答えください。
問25.浸水が始まった頃、あなたの近所には、1人で避難するのが困難な人(高齢者や病人等)がいましたか。
1. 近所にそのような人がいた |
36.1 |
2.近所にそのような人はいなかった |
55.7 |
3.浸水しなかった |
7.9 |
あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.3
問25で「1.そのような人がいた」と答えた人のみお答えください。
( N=114 )
付問25−1.今回、お宅ではそうした人に何かしてあげましたか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.避難するように声をかけた |
|
25.4 |
|
2.一緒に避難した |
|
11.4 |
|
3.警察や消防に救援を要請してやった |
|
7.9 |
|
4.何かしたかったが、時間的に余裕がなかった |
15.8 |
||
5.何かしたかったが、日頃の付き合いが薄いので遠慮した |
4.4 |
||
6.何かしようとしたが、なにをしていいかわからなかった |
6.1 |
||
7.近所の他の人が支援したので何もしなかった |
21.9 |
||
8.自分や家族が危険だったので他人の支援のことは思いもつかなかった |
12.3 |
||
9.その他 |
21.1 |
問26.今回の水害の時、次にあげることがらのなかであなたにあてはまることがありますか。
あてはまるものをすべて選んでください。
1.突然浸水したため、身の危険を感じた |
29.4 |
2.突然浸水したため、家族の安全が気になった |
19.9 |
3.大事な物を上に上げることに夢中になって、避難が遅れた |
11.7 |
4.浸水のために何日間か孤立してしまった |
39.6 |
5.適当な避難場所がわからず困った |
7.6 |
6.浸水時には、年寄りなどをおぶって避難することは困難だと思った |
15.5 |
7.車で避難したため、渋滞に巻き込まれた |
3.2 |
8.浸水時に、指定の避難所まで歩くのは遠すぎると思った |
21.2 |
9.川の決壊を知らなかったので、あれほど急激に水かさが上昇するとは思わなかった |
27.5 |
10.避難所が浸水していて、避難できなかった |
4.4 |
11.どこに避難すべきかわからなかった |
8.9 |
水害時に必要とした情報について |
問27.今回の水害を通じて、あなたがほしかった情報は何ですか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.川の水位についての情報 |
71.5 |
2.越水や堤防の決壊情報 |
67.1 |
3.各種河川情報(水門の状況・川の映像・水防活動情報等) |
41.1 |
4.どの地域が浸水しているかに関する情報 |
63.0 |
5.現在の降雨量や今後の雨の見通しなど |
55.7 |
6.自分の家族が避難すべきかどうかという情報 |
22.8 |
7.市の避難勧告や避難指示 |
29.1 |
8.自分の住む地域が大丈夫かどうかという災害予測情報 |
51.3 |
9.水害時に何を注意して行動したらよいかの指示 |
21.5 |
10.自分の住む地域の被害情報 |
46.5 |
11.家族・知人の安否情報 |
18.7 |
12.避難場所や避難方法など、避難に関する情報 |
24.1 |
13.道路・鉄道などの交通情報 |
26.6 |
14.電気・ガス・水道・電話等に関する情報 |
41.1 |
15.食事の配給や風呂のサービスなどの生活情報 |
30.1 |
16.その他 |
5.1 |
問28.では、 あなたがほしかったにもかかわらず、十分に得ることが出来なかった情報は何ですか。
あてはまるものをすべて選んでください。
1.川の水位についての情報 |
53.5 |
2.越水や堤防の決壊情報 |
52.2 |
3.各種河川情報(水門の状況・川の映像・水防活動情報等) |
35.4 |
4.どの地域が浸水しているかに関する情報 |
52.8 |
5.現在の降雨量や今後の雨の見通しなど |
40.2 |
6.自分の家族が避難すべきかどうかという情報 |
15.5 |
7.市の避難勧告や避難指示 |
12.0 |
8.自分の住む地域が大丈夫かどうかという災害予測情報 |
35.1 |
9.水害時に何を注意して行動したらよいかの指示 |
14.2 |
10.自分の住む地域の被害情報 |
37.0 |
11.家族・知人の安否情報 |
13.0 |
12.避難場所や避難方法など、避難に関する情報 |
18.7 |
13.道路・鉄道などの交通情報 |
19.0 |
14.電気・ガス・水道・電話等に関する情報 |
34.5 |
15.食事の配給や風呂のサービスなどの生活情報 |
21.5 |
16.その他 |
2.8 |
問29.災害当日、あなたが知りたい情報を得るのに役立ったものは何ですか。
あてはまるものをすべて選んでください。
1.NHKテレビ |
33.9 |
2.民放テレビ |
22.5 |
3.NHKラジオ |
9.5 |
4.民放ラジオ |
5.7 |
5.コミュニティFM(FMジャングル) |
0.9 |
6.同報無線(戸別受信機) |
63.9 |
7.同報無線(屋外拡声器) |
8.9 |
8.直接の会話 |
12.0 |
9.電話・メール |
32.0 |
10.新聞 |
4.7 |
11.ホームページ |
0.9 |
12.その他 |
3.8 |
13.役に立ったものはなかった |
3.2 |
|
|
問30.では水害の数日後ではどうですか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.NHKテレビ |
45.6 |
2.民放テレビ |
33.9 |
3.NHKラジオ |
6.6 |
4.民放ラジオ |
4.1 |
5.コミュニティFM(FMジャングル) |
2.5 |
6.同報無線(戸別受信機) |
46.5 |
7.同報無線(屋外拡声器) |
6.0 |
8.直接の会話 |
22.5 |
9.電話・メール |
28.2 |
10.新聞 |
25.6 |
11.ホームページ |
0.6 |
12.その他 |
2.2 |
13.役に立ったものはなかった |
7.0 |
|
|
問31.水害当日の放送の緊迫感についてお聞きします。あなたは次の放送を聞いて、大変なことになるかもしれないという緊迫感を感じましたか。それぞれ1つずつ選んでください。
|
1.聞かなかった |
2.聞いたが、緊迫感 は感じなかった |
3.聞いて、 緊迫感を感じた |
無回答 |
市の防災無線 |
14.9 |
44.9 |
40.2 |
-- |
FMジャングル |
88.6 |
5.4 |
5.1 |
0.9 |
一般のテレビ・ラジオ (FMジャングル以外) |
42.4 |
31.0 |
25.6 |
0.9 |
問32.今回のマスコミ報道について、あなたはどう思いますか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.川の水があふれたり決壊したことについて、いち早く、詳細に伝えてほしかった |
52.2 |
2.避難勧告について、いち早く、詳細に伝えてほしかった |
33.5 |
3.外向けの報道ではなく、被災者に役立つような情報をもっと流してほしかった |
54.7 |
4. 直後に起きた |
33.5 |
5.テレビは、テロップ(字幕スーパー)だけでは、切迫感が少ないので、工夫してほしい |
9.5 |
6.安全な避難方法や身の守り方などを具体的に伝えてほしかった |
12.3 |
7.大雨・洪水警報はただ発表するだけでなく、その意味や予想される事態についても伝えてほしかった |
44.9 |
8.同じ台風被災地でも、自分の住んでいる地域はあまり取り上げられていなかったので、 もっと、自分の住んでいる地域の情報を伝えてほしかった |
13.0 |
9.被害映像が多くて、あまりテレビを見たくなかった |
2.2 |
10.コミュニティFMはとても役に立った |
1.9 |
11被害の状況だけでなく、被災者を励ますようなメッセージを伝えてほしかった. |
6.3 |
12.水害後の復旧活動の時期には、新聞のような文書の情報が役に立った |
17.1 |
13.その他 |
9.8 |
通信手段の利用について |
問33.電話や防災無線について、お宅で次のようなことがありましたか。
あてはまるものをいくつでも選んでください。
1.電話が水没して使えなくなった |
44.3 |
2.携帯電話が水没して使えなくなった |
5.1 |
3.防災無線の戸別受信機が水没して使えなくなった |
15.8 |
4.充電ができず携帯電話が使えなくなった |
33.5 |
5.充電ができないため、携帯電話の利用を控えめにした |
33.5 |
6.停電で防災無線の戸別受信機が使えなくなった |
18.7 |
問34.20日の夕方から夜にかけて、あなたは誰かに連絡を取ろうとしましたか。利用しようとした通信手段はどのくらいつながりましたか。それぞれの通信手段について、どのくらい利用できたか教えてください。あなたが普段使わなかったり、意味のわからない通信手段については「4.利用しようとしなかった」とお答えください。連絡手段ごとに、それぞれ1つずつ選んでください。
|
すぐにつながり、 問題なく 利用できた |
つながりにく かったが、 利用できた |
つながりにくく、 全く利用でき なかった |
利用しようと しなかった(普段から使わない) |
無回答 |
固定電話 |
22.2 |
23.7 |
31.6 |
22.5 |
-- |
公衆電話 |
1.3 |
1.3 |
0.9 |
96.2 |
0.3 |
携帯電話・PHS(音声) |
18.0 |
45.3 |
12.7 |
24.1 |
-- |
携帯メール |
23.4 |
26.9 |
3.5 |
45.6 |
0.6 |
パソコンのメール |
2.2 |
1.3 |
3.2 |
93.4 |
-- |
パソコンのホームページ検索 |
1.6 |
1.3 |
2.2 |
94.6 |
0.3 |
IP電話 |
0.3 |
0.6 |
1.3 |
97.8 |
-- |
問35.水害当日、停電でテレビ・ラジオが使えなかったり、電話や携帯電話が使えなくなって、周りの状況が分からず、また誰にも連絡でできなくなって、情報的に孤立したことがありましたか。
1.あった |
42.4 |
2.なかった |
57.3 |
無回答 |
0.3 |
問36.水害当日、家族や知人と連絡がとれず、安否が心配になるようなことがありましたか。
あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 --
1.なかなか連絡がとれず心配だった |
39.6 |
2.すぐ連絡がとれたので心配なかった |
45.6 |
3.連絡はとれなかったが心配ではなかった |
11.1 |
4.その他 |
3.8 |
*
問37.固定電話には、災害時に電話が込み合って使えない時に、安否を伝える「災害用伝言ダイヤル(171)」という仕組みがあります。水害が起きる前に、この仕組みのことを知っていましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.3
1.聞いたこともなかった |
63.6 |
2.聞いたことはあるが、使い方までは知らなかった |
31.3 |
3.聞いたこともあるし、使い方も知っていた |
4.7 |
4.その他 |
-- |
問38.水害になってから、あなたはテレビやラジオから、この「災害用伝言ダイヤル」について、見たり聞いたりしましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.3
1.テレビやラジオから伝言ダイヤルのことを見たり聞いたりした |
31.0 |
2.テレビやラジオから見たり聞いたりしなかった |
66.8 |
3.その他 |
1.9 |
問39.では、あなたは、今回の水害の時「災害用伝言ダイヤル(171)」を使いましたか。
あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 --
1.使った |
0.6 |
2.使わなかった |
99.4 |
( N=2 )
問39で「1.使った」とした方だけお答えください。
付問39−1.171災害用伝言ダイヤルは役に立ちましたか 無回答 --
1.大変役に立った |
100.0 |
2.多少役に立った |
-- |
3.あまり役に立たなかった |
-- |
4.全く役に立たなかった |
-- |
問40.一方、携帯電話にも、災害時に、安否を伝える「iモード災害用伝言板」という仕組みがあります。
水害が起こる前、この仕組みのことを知っていましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
無回答 0.9
1.聞いたこともなかった |
78.2 |
2.聞いたことはあるが、使い方までは知らなかった |
16.8 |
3.聞いたこともあるし、使い方も知っていた |
3.5 |
4.その他 |
0.6 |
問41.水害になってから、あなたはテレビやラジオから、携帯電話の「iモード災害用伝言板」について見たり聞いたりしましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.6
1.テレビやラジオから災害用伝言板のことを見たり聞いたりした |
24.1 |
2.テレビやラジオから見たり聞いたりしなかった |
72.8 |
3.その他 |
2.5 |
問42.では、あなたは、今回の水害の時、携帯電話の「iモード災害用伝言板」を使いましたか。
あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.3
1.使った |
0.3 |
2.使わなかった |
99.4 |
( N=1 )
問42で「使った」とした方だけお答えください。
付問42−1.携帯電話の「iモード災害用伝言板」は役に立ちましたか。1つだけ選んでください。
1.大変役に立った |
100.0 |
2.多少役に立った |
-- 無回答 -- |
3.あまり役に立たなかった |
-- |
4.全く役に立たなかった |
-- |
問43.最近、携帯メールを使って防災情報を伝達する自治体が出てきました。これはインターネットなどであらかじめ登録しておくと、避難勧告などの防災情報が市から無料で携帯メールに送られてくる仕組みです。もし
無回答 3.5
1.利用してみたい |
51.9 |
2.利用しようとは思わない |
12.3 |
3.わからない |
32.3 |
次に防災無線についてうかがいます。
問44.お宅には防災無線の戸別受信機がありますか。1つだけ選んでください。
1.ある |
83.9 |
2.ない |
15.8 |
無回答 |
0.3 |
( N=265 )
問44で1.あると答えた人だけお答えください。
付問44−1.お宅の戸別受信機は、水害当日も音が聞こえましたか。1つだけ選んでください。
1.ずっと聞こえていた |
62.6 |
2.停電の間だけ聞こえなかった |
18.9 |
3.音が絞ってあったので聞こえなかった |
1.9 |
4.水没して聞こえなかった |
9.4 |
5.その他 |
7.2 |
無回答 |
-- |
問45.お宅近くの屋外拡声器はよく聞こえましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 2.2
1.よく聞こえた |
5.4 |
2.聞きとりにくかったが聞こえた |
25.6 |
3.ほとんど聞こえなかった |
25.9 |
4.全く聞こえなかった |
40.8 |
問46.あなたにとって、水害当日の同報無線は役に立ちましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
無回答 0.6
1.大変役に立った |
33.2 |
2.多少役に立った |
37.7 |
3.あまり役に立たなかった |
18.4 |
4.全く役に立たなかった |
10.1 |
問47.では水害の翌日以降、同報無線の放送は役に立ちましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
無回答 0.6
1.大変役に立った |
28.2 |
2.多少役に立った |
38.6 |
3.あまり役に立たなかった |
16.8 |
4.全く役に立たなかった |
15.8 |
問48.水害当日、避難勧告や避難指示のほかに、防災無線からからあなたが聞いたものはありますか。
次の中からいくつでも選んでください。
1.午後3時過ぎに、大雨、洪水、暴風、波浪警報の発表を放送したこと |
22.8 |
2.午後4時頃に、各公民館を避難のために開いたこと |
18.4 |
3.午後5時過ぎに、戸別受信機の音量を大きくし、放送内容への注意を呼びかけたこと |
23.7 |
4.午後8時頃に、排水ポンプを停止したので、市街地の内水が高くなる恐れを注意したこと |
60.4 |
5.午後8時半頃に、円山川が危険水位を超え、各所で堤防を越えて流れ込んでいること |
50.9 |
6.午後11時過ぎに、円山川が決壊したこと |
63.0 |
7.その他 |
6.3 |
問49.今回の防災無線の放送について、あなたはどう思いますか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.聞き逃すことがあったので、もっと繰り返して放送してほしかった |
43.7 |
2.放送に緊迫感がたりなかった |
48.1 |
3.避難勧告や避難指示をもっと早く放送してほしかった |
25.6 |
4.水位の情報をもっと放送してほしかった |
50.9 |
5.地域別の放送をしてほしかった |
38.9 |
6.避難場所をもっと繰り返し放送してほしかった |
7.6 |
7.避難所では大勢の人が聞けるようにして欲しかった |
8.2 |
8.ファックスなど、後に残るものでも伝達して欲しかった |
5.1 |
9.その他 |
8.5 |
次にホームページについてうかがいます。
問50.災害後、市、ボランティア団体、個人などがホームページをつくり、災害関連の情報を発信しました。あなたはこれを見ましたか。 無回答 --
1.見た |
5.7 |
2.見なかった |
94.3 |
( N=18 )
付問50-1〜付問50-2は、問50で「1.見た」と答えた方のみお答えください。
付問50−1.あなたはどのようなホームページを見ましたか。あてはまるものをすべて選んでください。
1. |
72.2 |
2.ボランティア団体のホームページ |
33.3 |
3.放送局のホームページ |
-- |
4.個人のホームページ(ブログを含む) |
27.8 |
5.その他のホームページ |
5.6 |
付問50−2.そうしたホームページは役に立ちましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
無回答 5.6
1.大変役に立った |
33.3 |
2.多少役に立った |
50.0 |
3.あまり役に立たなかった |
5.6 |
4.全く役に立たなかった |
5.6 |
災害に対する意識・認識について |
( N=329 )
再び全員がお答えください
問51.あなたは今回の水害の前に、災害で被害を受けたことがありますか。
あてはまるものをすべて選んでください。
1.川の氾濫で、自分や家族がけがをした |
0.9 |
2.川の氾濫で、家や家財が被害を受けた |
25.8 |
3.土砂崩れで被害を受けた |
3.6 |
4.地震で被害を受けた |
1.8 |
5.以上のようなことはなかった |
69.6 |
|
|
問52.今回の水害前、円山川が氾濫するかもしれないと思っていましたか。
あてはまるものを1つだけ選んでください。 無回答 0.3
1.まさか川が氾濫するとは思っていなかった |
65.0 |
2.もしかしたら川が氾濫するかもしれないと思っていた |
24.6 |
3.川が氾濫する危険性は高いと思っていた |
9.7 |
4.その他 |
0.3 |
問52で1.と答えた人だけお答えください
付問52−1.それはなぜですか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.最近川が氾濫したことがないから |
39.3 |
2.堤防や水門のおかげで、もう川の氾濫はないと思っていた |
47.2 |
3.支流が氾濫することは考えていたが、円山川が氾濫するとは考えていなかった |
43.0 |
4.なんとなく川は氾濫しないと考えていた |
12.1 |
5.その他 |
2.8 |
問53.水害前、市・町が指定している避難所を知っていましたか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.知っていた |
65.3 |
2.知らなかった |
32.5 |
無回答 |
2.1 |
問54.次の意見について、あなたはどう思いますか。
それぞれについてあてはまるものを1つずつ選んでください。
|
そう思う |
そうは思わない |
無回答 |
たとえ空振りになる可能性があっても、避難勧告や避難指示は早めに出してほしい |
85.1 |
14.9 |
-- |
水害のとき、遠くに避難するよりも、近くのビルの高い所が安全であればそこに逃げた方がよい |
80.9 |
19.1 |
-- |
私はたとえ災害の時であっても、他人に迷惑をかけたくないので、救助を求めるのが遅れがちになるほうだ |
47.7 |
52.0 |
0.3 |
私には、災害のとき、助けを求められる親しい人が近くにいる |
61.4 |
38.6 |
-- |
今までの水害は今回ほどではなかったので、今回もたいしたことにはならないだろうと思っていた。 |
86.6 |
13.4 |
-- |
問55.「避難勧告」は市町村長が住民に立ち退きを勧告することで、「避難指示」は避難勧告よりもさらに急を要する場合に出されるものです(両方とも罰則など法的強制力はありません)。あなたは両者のこうした違いを知っていましたか。
1.よく知っていた |
8.2 |
2.だいたい知っていた |
27.1 |
3.あまり知らなかった |
40.1 |
4.まったく知らなかった |
20.7 |
5.言葉すら聞いたことがない |
4.0 |
無回答 |
-- |
問56.次の中であなたにあてはまるものがあればいくつでも選んでください。
1.避難勧告のほうが避難指示より重大な事態だと思っていた |
32.2 |
2.避難勧告も避難指示も同じようなものだと思っていた |
50.8 |
3.避難勧告には法的な強制力がなく、避難指示は強制力があると思っていた |
17.3 |
4.避難勧告には法的な強制力があり、避難指示にはないと思っていた |
4.6 |
問57.今度は地震についてお聞きします。日頃あなたは、「豊岡で、いつ大地震が起きてもおかしくない」と考えていますか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.いつ起きてもおかしくないと考えている |
74.2 |
2.そうは考えていない |
12.5 |
3.地震のことはあまり考えていない |
13.4 |
無回答 |
-- |
( N=244 )
問57で1.と答えた方にお聞きします。
付問57−1.あなたがそう考えるようになったきっかけは何ですか。あてはまるもの全て選んでください。
1.「北但馬地震」(1925年)があったので |
46.7 無回答 -- |
2.「阪神・淡路大震災」があったので |
58.2 |
3.「 |
35.2 |
4.その他 |
16.0 |
行政の施策について |
問58.あなたは円山川の水害予想区域を示した、浸水予測図(ハザードマップ)を見たことがありますか。
1.見たことがある |
7.0 |
2.見たことはない |
92.7 |
無回答 |
0.3 |
( N=23 )
問58で「1.見たことがある」と答えた方にお聞きします。
付問58−1.その浸水予測図(ハザードマップ)は今回役に立ちましたか 無回答13.0
1.大変役に立った |
17.4 |
2.多少役に立った |
26.1 |
3.あまり役に立たなかった |
39.1 |
4.全く役に立たなかった |
4.3 |
問59.今回水害時の行政対応について、不十分だったと思うことはありますか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.避難勧告・指示が遅かった |
32.8 |
2.避難勧告・指示が伝達されなかった |
8.8 |
3.川の決壊情報が伝達されなかった |
37.4 |
4.水門の操作が不適切だった |
16.1 |
5.中越地震に比べて、復旧・復興対策面で不公平感がある |
17.6 |
6.産業・観光面の対策が不十分だと思う |
6.7 |
7.中越地震に比べて、義援金が少なく不公平感がある |
21.3 |
8.義援金の配分方法に問題があると思う |
36.5 |
9.その他 |
6.4 |
10.おおむね十分だったと思う |
14.0 |
問60.では、今回の水害の経験を踏まえて、今後、より充実してほしい行政の防災対策は何ですか。
あてはまるものをすべて選んでください。
1.河川の堤防の改修や整備 |
89.1 |
2.防災市民組織の充実 |
27.7 |
3.浸水想定区域等を示した防災地図(ハザードマップ)の配布 |
51.1 |
4.水害に耐えられる避難ビルの設置 |
21.0 |
5.雨量や水位などにより、自動的に避難勧告を出せる仕組み |
44.4 |
6.水害用の避難場所の指定 |
25.2 |
7.災害備蓄倉庫の整備 |
18.8 |
8.堤防の危険箇所等の公表 |
55.9 |
9.携帯電話充電器の備蓄 |
22.8 |
10.防災訓練の充実 |
12.8 |
11.気象情報の充実 |
25.2 |
12.避難道路や夜間照明の整備 |
39.5 |
13.その他 |
6.1 |
14.特になし |
1.8 |
問61.今回の水害の経験を踏まえて、今後の防災対策や生活の再建、地域の復興対策などについて、なにかご意見やご希望はありますか。どんなことでも結構ですのでお教えください。
|
回答者について |
F1.あなたの性別についてご回答ください。 無回答 --
1.男性 |
41.9 |
2.女性 |
58.1 |
F2.あなたの年齢は、次のうちどれにあてはまりますか。
1.20歳代 |
8.2 |
2.30歳代 |
24.3 |
3.40歳代 |
22.5 |
4.50歳代 |
23.4 |
5.60歳代 |
11.9 |
6.70歳以上 |
9.7 |
|
|
無回答 -- |
F3.あなたの職業はどれにあたりますか。
1.会社員 |
35.6 |
2.公務員 |
4.3 |
3.商工業自営 |
5.5 |
4.農業・林業 |
4.0 |
5.サービス業自営 |
5.8 |
6.無職 |
10.3 |
7.主婦 |
26.4 |
8.学生 |
0.3 |
9.その他 |
7.9 |
|
無回答 -- |
F4.あなたのお住まいは次のうちどれですか。あてはまるものを1つだけ選んでください。
1.平屋 |
2.1 |
2.2階建ての一軒家 |
89.7 |
3.アパートの1階 |
1.5 |
4.アパートの2階 |
2.1 |
5.マンション・ビルの1階 |
0.3 |
6.マンション・ビルの2階 |
0.6 |
7.マンション・ビルの3階以上 |
1.5 |
8.その他 |
2.1 |
無回答 |
-- |
F5.お宅には、あなた自身も含めて、災害時に避難するときなど、援助あるいは支援が必要な方はいますか。
あてはまるものをすべて選んでください。
1.乳幼児・小学校低学年児 |
23.4 |
2.1人での避難が困難な高齢者 |
15.5 |
3.寝たきりの方、または障害・病気などで1人での避難が困難な方 |
7.3 |
4.その他 |
1.2 |
5.そのような人はいない |
57.4 |
F6.あなたは普段、次のような通信サービスを利用しますか。あてはまるものをすべて選んでください 無回答18.5
1.携帯電話・PHSの音声 |
64.7 |
2.携帯メール |
52.9 |
3.携帯ウエッブ(iモードなど) |
20.1 |
4.パソコンのインターネット |
18.8 |
F6で1.〜3.のどれかを選んだ方にお聞きします。
付問F6-1. あなたが使っている携帯電話はどの会社のものですか。あてはまるものをすべて選んでください。
1.NTTドコモ |
80.9 |
2.au |
14.5 |
3.ボーダフォン |
5.3 |
4.ツーカー |
2.3 |
5.PHS(DDIポケット・アステル等) |
0.4 |
無回答 |
-- |
<ご協力大変ありがとうございました>
資料
A:・・あの線ですから。 Q:あー、そこね。 A:この下が。あの線ぐらいですね。だから土間から2メータ15センチ。炊事場はちょっと低いですから2メータ20ぐらいですか。それで、部屋で大体2メータぐらい。 Q:そうするともう下から言えば2メータ以上ですね、つまりは。外の地上から言えば。 A:ええ。もうこの道路から2メータ15センチです。 Q:砂の所にあるあのラインですか。 A:ええ、あれもそうです。トンカツのンの所までね。 Q:大変だったですね。 A:そんな状態で。??の方で、前が台風21号でしたか、21号の時には通常通りといったらおかしいんだけれども、ここは常習水害地なもんだから、鎌谷川、六方川に挟まれて、そしておまけに円山川の本流があるというような状態で、円山川が満水になると逆流しますから鎌谷川、六方川に。だから水門を閉めちゃうんです、この平野の。で、閉めたら内水、外水の水の溜まる具合が違いますけど。で、結局うちに溜まる内水を六方の水門でかい出すと、毎秒15トンですか今。そういう状態で安心はしておったんですけど、水門がついてから。21号の時はポンプが毎秒15トンでフル回転しておりましたから間に合ったんです。雨の降る量が少なかったから。だけど23号の場合は奥の方の生野から和田山、大屋、それから村岡のこっちの関宮の谷、あの辺の量が多かったから、八鹿からずっと日高にかけて。日高の方でも神鍋の山の奥神鍋まで谷が深いから。だからそういう川、それから出石の奥のは中山の方からずっと出石川が出てきて今度は円山本流にぶち当たると。もうかなりの量が奥に降ったということで伊勢湾台風よりも本当に水量が多かったですね、今回は。 Q:じゃ、21号の時には大丈夫だったので今回もたぶん大丈夫だろうみたいな気持ちはあったんですか。 A:それはあったけど、雨の量が違ってましたんでね。 Q:23号の時。 A:23号の場合は。それで鎌谷川、六方川の水量を我々自主防災、自警団組織がありまして、それから区の役員とかあるいは近隣の、ここは三江地区ですので、地区の3地区ぐらいの、うちは上庄境地区ですから、それで本庄、中庄というのがあるので。その方たちの執行部と自主防災の役員とそれから5分団長さん呼んで、消防団の、その川の水位を見てどうしようかという判断を、その21号の時にもしました。それで21号の時は「これはもう安心だわ。これだったらもう大丈夫だ」って解散して様子を見ようということだったんでしたんだけれども、23号の場合は、その六方川のそこに上庄境橋というのがあるんです、そこまで行って相談しておりましたら、もうその橋の袂から、午後から風がきつかったから、もう冠水しておったと、その六方川が。 Q:それは何時ごろですか。 A:それがね、6時前ぐらいですか。 Q:夕方の。 A:うん。だから5時過ぎにはもう我々はそこで見ておったんですけど。時間的にははっきり記憶は無いけども、大体辿ればそういうことになるんじゃないかと。それでビックリしちゃってこれは駄目だと。各自帰って家の物を、大事な物を2階に揚げろというような状態で結局、52名でしたかな土嚢を積んだときにはね、そのような土嚢を積む余裕がないんだと今回は。雨の量が多いし。それでその道も、上庄境地区の場合は21号の時は床上浸水が15件、車庫冠水が17件ぐらいありましたんですけれども、23号の場合はそこまで、この道の家の前からずっと向こうに行く道ね、ずっと向こうには中央排水路があるんですけどね、大体2メータ弱ぐらいの、深さで言ったら私らの背丈ぐらいあるかな、それが氾濫した状態で道路が冠水しておりましたんでね。帰ってきたらそこが見えてましたから。これはあかんわって言って、役員解散して各自が家の大事なものを片付けようということで専念したんです。 Q:午後6時過ぎ夕方、もう暗くなってましたかね。 A:暗くなりかけた。 Q:その時もう駄目だと思ったのは六方川の方が内水の氾濫をしていた。 A:鎌谷川。 Q:鎌谷川ね。 A:六方川もつらつらなっておりましたけど、まだ若干余裕があったような気がしたんだけれども、だけども道路自体が冠水しておりまたしんでね。 Q:じゃ、その頃はジャバジャバといいながら家に戻った感じでしたか。 A:だからこっち側はまだどうも無かったですよ。で、この東団地とか梶原地区の六方川沿いのやや堤防より低い所がありますがその辺が全部冠水して、水路が吐かないから、水路から溢れて出て。 Q:水路から逆流というか。そのあとは、ご主人はお家に戻られてどうしました。 A:戻ってね、家の地区の役員さんが一人手伝ってやろうということで、家の女房と3人でこういう物ね。 Q:机とか。 A:ええ。机を2段に置いてこの上に畳を置いてね。2段だからかなり上ですわね。これでもう大丈夫だと。今までの水害からしたらね。せいぜいこれ上がったら、ひどくてもこれ上がるぐらいかなと思ったんですわ。それで52年の時に、あれは平成2年か、昭和52年かな。 あれ、何年になっとる?ヒロマサの住宅の所。51年か。 Q:平成2年にもありましたね。 A:昭和51年。(返答=54年9月9日)ああ、そうか。54年か、52年か、平成2年か、チョコチョコあったもんでね。そのうちの一番大きいのが大体このテーブルの上20センチぐらい上に上がりました。これが最高でした。 Q:テーブルの上20センチぐらい。 A:ええ、20センチぐらい。 Q:じゃ、土間からいうと1メータぐらい。 A:約そんなもんですな。1メータちょっとぐらいかな。で、そのぐらいは覚悟しておりました。その雨の量で。だけど感覚的にはそんなもんじゃなくて水の増える量が、もう何回も経験しておりますけど、その入り口まで来たやつは今までに。石ころを置いてどのくらい1時間で上がるかとかね。そういう経験をしてきておりますので。だから天気予報を見たり、その雨量が何百ミリ何処どこで降ったとか、そういう、それからデータを持っておりましたので、今まで。伊勢湾台風から台風19号のルートとか、それから17号の時の秋雨前線で鎌谷川の土嚢を積んだときの、そういう水害の時の、今はっきりは覚えておりませんけども、それの感覚があるもんだから大丈夫だろうと思ったんだけど水のあがってくる量が早かったですね。それから後から分かったんだけれどもカミ(?)の方がごっついこと降ったと。それで今まで従来どおりの降り方よりやや多めかなと思ってたんだけど、あっちこっちもう日高にしたって八鹿の宿南の方にしたってかなりの水害ですわね。だから後で分かったんだけどそれだけ水の量が多かったのかそれとも一気に駆け下りたのかね。その辺がよう分からんけど。 Q:2段に重ねてその上に大事なものを置くように。 A:それは畳です。 Q:畳は大事だから。濡れちゃうとね。 A:下の場合は。で、大事なもの、テレビとか何とか揚げようと思ったんだけど、後で、調理場の冷蔵庫や何かもそのまま置いておいて、したんだけれども、上がりが早かったもんだからみんな置いたままでした。結局は何を持って上がったかといったら食料品をもって2階に上がったと。水とか食べ物とか。 Q:でも作業中にどんどん水が上がってきたんでこれはもう駄目だと。 A:ええ。7時、8時ごろになったらね、もうワーッと階段のところに上がって来たから、それで??が来て、そこら辺のテレビはみんな揚げてたんですよ、一応テーブルの上に。だから大丈夫だろうと思って2階に上がりました。 Q:その時は電気はまだついてました。 A:その時は電気はかろうじてついていたんですけど、やはりここら辺が、このテーブルの上まで上がってきたら、8時ごろだったかな停電したと思うんですよ。 Q:8時ごろ停電。 A:うん。だから防災無線のあれはそこに差し込んでいるのを覚えているんですけどね、いつも。いわゆるファックスとかね。 Q:1階のファックスの??の上ですね。 A:今はそこの冷蔵庫の上においてますけどね。ヘルメットの向こう側の。ここから見えませんけれども。それは外して持って上がってね、上で差し込んで聞いてたけれども停電したので。それで、それは電池が入っていましたからそれで逐一放送の内容は、途切れている所もありますけれども、下も気になっているからね、場所から離れておりますから、聞いたり聞かなかったりね。だから大体の把握は出来てました、市のほうからの放送は。 Q:2階に避難されて、そのあとはどんな状態でした。どんな感じでしたか。 A:2階で食事したり、それからしょっちゅう外を見たり、電池はたくさん持って上がってましたから。それで階段は両方あったので、階段を見たり。そしたらやっぱりドンドコドンドコ下から冷蔵庫が浮いて上がったりね、もうその辺のもの、うちらグッピーを飼っておりまして、そのグッピーが階段の際まで泳いでヒョロヒョロしておりました。 Q:もう水槽から逃げちゃって。 A:逃げちゃって。だからもうそれは間もなく死ぬだろうなと。泥だからね、水が。嫌な感じで見ておりました。それで、ここに上がるまでに、これぐらいになったときかな、私背広を洋服ダンスに置いておいて下着なんかも全部下です。 Q:1階に。 A:うん。とりあえず持って上がったのは引き出しにあるもんだけね。それから背広と、ここまで入ってね、揚げたんだけれども。肝心なもの、デジカメとかパソコンの部品とか、パソコン自体は持って上がっているんだけど本体は浸けちゃいました。 Q:そうすると1回、2階に行ったんだけれどもまた1階に下りてきてジャブジャブとしながら。 A:そうそうそう、背広なんかを助けるために。 Q:持って上がったり、行ったり降りたり。 A:ええ、もうここまで入ってね。それでもうそれが1時間ほど続いたらもうここらまで来ましたんで。 Q:へその上ぐらいまで。 A:ええ、もうへその上まで。それでもうそれで止めました。もう風呂もないことだから。それでタオルやなんかは上に持って上がっておりましたので、それで乾拭きして。 Q:それが8時、9時ぐらいですか。 A:そうですな。 Q:もう止めたと。 A:もう止めたと。 Q:その後はどうしました。 A:だからもう寝ようかと思っても、服を着たままだけどね、電気もないことだし、それで電気をつけっ放しというのも具合が悪いし。それからもう電話が通じません。電話機を持って上がって差し込んだら全然通じませんでした。ここの本体がありましたから、ピンク電話の。だから交換機がここにありましたんですがそれが浸かっちゃったから。電話機は全然通じずに。 Q:固定電話ですよね。 A:ええ。差し込みを持って上がったんですけど、切り替え電話の、それが通じなくなっちゃって、それで携帯には息子らから電話がかかってきたんですけど、携帯も長いこと喋れないし、電池が切れちゃうので。それで結局は携帯も使い物にならないで充電器自体が上に持って上がっても、充電器も浸けちゃったんだけど、あっても電気がないからね。だから電池関係の充電器は常時2階に置いておかないとあきまへんな。 Q:じゃ、もう電池切れしちゃうのであんまり使わないようにしたんですか。 A:そうです。もう受けるだけで。受けてももう電池が切れるから早く喋れって息子に言ったぐらいで。それで我々は堤防が切れたこと自体は把握出来なかったです。堤防、オーバーフローしてますよっていうような、今の防災無線のね。 Q:溢れ出してますよと。 A:うん。その辺は聞いたんです。だけど避難してくださいって言ったって、もうこの水が上がった時点ではとても避難は出来ません。だからこの近辺そういう状態の人がもうほとんどですわ。だから何もかも放っておいて公民館や小学校に避難したという人は、それはもう足元にまだ水が無い時に走ってますから。要するに日が暮れるまでか、ちょっと暮れた時分までかぐらいでもう走ってますからね。それはもう聞いてますけど。それを、好機を逃がしたらここら辺は避難できません。 Q:避難しようと思ったのはもうかなり水が増えてから避難しようかなと思ったんですか。 A:もう避難できないと思っていたんです、もう。もう初めから。もうそこに水が来ておりましたんで。動き出したら真っ暗になっちまうと。それで生コンのところの増水しているのを見てますからね。鎌谷川の。あそこを橋げたと川と間違えてはまったらもうそれでパーですから。ごっつい流れですから。だからウロウロしないほうがいいということでもう2階で夜を明かそうと。 Q:それでじゃあ、その8時、9時ごろやめて、もう寝に入ったんですか。 A:いや、寝てませんよ。寝てられませんよ。 Q:どういう形ですごしてました。 A:いや、結局外を電池で見たりね。そしたらもう向こうから、西から東にかけて水がどんどんどんどんこっち向きに流れておりましたから。これは堤防が冠水しているか、だったら切れとるかこれはわからんなと思って、それで水の量が上から見たら本当にそこまで来ておりましたから。 Q:2階から見ても迫っている。 A:だからどんどん流れているという時はもうここまで来ておりました。グッピーが泳いでた、その上の4段目まで上がっておりましたからね、階段の。階段の上を残すのみで。階段ね。 Q:階段の4段を残すのみの所まで水が来ていたと。 A:だから6段目から5段、4段目だなって言って、それを見ていながらこれ以上は上がらんだろうなと言ったのが、5段から4段までが、水の量が一気に上がらなかったですな。 Q:それは何時ごろですか、そこまで来たのは。 A:それは10時前かな。9時から10時前ごろにもう天まで来るのが11時でしたな。 Q:それで10時前ぐらいにはもう。 A:10時じゃなくて、天まで来たのは夜明けですな。 Q:天までというのは。 A:この今のこれ。 Q:一番高いレベルまで来たのは。 A:高いレベルのは大体2時か3時ごろかな。 Q:2時か3時ごろに一番高くなった。その後10時ごろからはどんなふうに過ごしてたんですか。 A:一旦寝たりしておったんですが、「えらいから寝ようか」って言って。今連れの人も3人、上に上がったんだから、その人も帰れずに、家に。 Q:お客さんじゃなくて。 A:うん。家の役員さんで団地に住んでおるんですけど。それで奥さん連中は公民館に避難しておりまして家は空でした。だからもう帰れないと。いうことで一緒に3人で寝ようかということで。それで11時か12時ごろですか息子の方から電話が掛かってきて、親父どうしてるのかって言うから2階で寝ているんだと。寝ているっていったって着たままで布団を被る程度で。だからそんなことしてないで、その辺の浮くものでも探して避難しろって言ってね。息子は決壊するやつをテレビで見たのかどうか知らんけどね、その時に。 Q:どちらにいらっしゃるんですか息子さんは。 A:堺です。 Q:大阪の堺。 A:うん。堺から電話掛けてきてね。携帯に。避難しなきゃあかんって。 Q:決壊してるよっていうふうに電話で言ってるんですか。 A:そうそう。だから外部の方が良く状況が分かっていたということですな。我々は全然分からなかったです。 Q:その頃は防災無線の方はどうしてたんですか、もう切っていたんですか。 A:いやいや、言ってました。言ってましたけど、防災無線聞いていたって、もう決壊したというのはその後で分かりましたけど。 Q:その頃はまだ言ってなかったんですか。 A:うんうん。 Q:それで息子さんから電話がかかって避難しろと、で、どうしました。 A:いやいや、どうも出来ません。この状態ですからね。トットットット材木が流れたりね。 Q:危ないなあ。 A:それからタイヤが流れたり、それからゴミ袋から漬物桶とか、それから収納庫の小型のね。それからまだひどいのは今の保冷車の入れ物ありますでしょう。畑売ったりなんかして物置にしたり、あれ自体が流れてましたんでね。 Q:大きなコンテナ見たいのが。 A:コンテナ見たいのが。それが突き当たって、それから今度は向こう側に、百合地(?)の方向けにずっと流れていったんですけど。だから家の区の方の収納庫も、それから自主防災の収納庫も4つ流れましたもん。流れて丁度いい所に止まってまして。それで実際に川に流れ出たら海に出てしまいますんでね。数百万、中に入っていた資器材が流されちまうところでした。実際には発電機とかチェーンソーとか、そういうものは直しに出して5、6万は掛かりましたけどね。全部ヘドロで。 Q:そのドンブラコドンブラコといろいろな物が流れているものは今までに無かったような大きさの物が流れていたんですか。 A:ここをドーッと流れるというのは、前のこのくらい来た時に少々は流れてましたけどそんなどころではないです。流れが。ごついです。早かったです。川の流れみたいに。前はジワジワジワジワ流れてました。それで引く時はまた帰ってきたりね、漬物桶が、あっちに行ったりこっちに行ったり、タイヤがね。タイヤが流れておりましたんで。だから今回はそうじゃなくて川みたいな状態でしたね。それがもう濁りがきつくてこれは完全に堤防が破壊されているなという感じはしました。 Q:どんなふうに思いました、それで。怖いなあとかそういう。 A:だから今までの水害経験があるためにそんなに恐ろしいとは思わなかったけど、ここは家が流れるほど水は来ないと。それでもこれを見ておったら気持ち悪かったですね。流れを見ておったら。だから家はもうびくともしませんから。堤防の際だったらもう気持ち悪かったかも分からんね。離れてますから。 Q:じゃ、スピードはそんな。勢いは無かったんですか。 A:いや、勢いはあったですよ。ズーッとこんな早さだから。 Q:じゃ、向こうから来たっていうことは家が隣にあったからこのうちは大丈夫だろうと。 A:そんなんじゃ無しに、ここは道だから。どんどんどんどん川みたいに流れていたんです。だから家や何かがあるところは、見ていたら、こうやって電池で、6本入りの電池だからかなり飛びまして、そしたらあっちの壁にぶち当たったり、木にぶち当たったり、材木のこんな塊が、梱包したやつが、あるいはどこかの建材屋のが流れたっていうのが後で分かったんですけど。それが止まったり当たったりして。この本流から逸れた場合はあっちこっちに入ってますね、家の中に、そういうのが。だから家の裏の方でそういう水の通りの塊の所はもう莫大な量のごみが溜まってました、後で。そういうところは。それはまあ生活環境の方に電話して、市の方で撤去してもらいましたけど。 Q:そして真夜中、ドンブラコドンブラコの流れてきているのを見てて、その後はずうっと見ていらっしゃったんですか。 A:ええ、もうね、身体ちょっと休めようと言っちゃ横になり、また気になって外を見たり、その繰り返しで夜が明けました。 Q:なるほど、寝たり起きたりしながら。その水が引いたのは何時ごろから引いたんですか。 A:引いたのはあくる日一日引きませんでしたね。要するに円山川本流の水の水位が下がって、こっちに付いているやつが切れたところから自然に向こうに流れないことには減らないわけだから。だから今までこんなに長いこと浸かったっていうのは無いですな。 Q:じゃ、起きてもまだ水が一杯高くて。 A:完全に一杯です。 Q:そしてどうしました。 A:だからもうどうにもならんから。それで外出てあっちこっちヤラ(?)が出てきている者と話したり。それで車が高い所に移動したけどそれも全部浸かっちゃってるからね。そんな心配したり喋ったりしとったんですけど。一番肝心なことはトイレが使えません。だから飲み食いを控えようということで、シッコが出るぐらいは構いませんけど、大のほうは、ここまであったら水洗使えません、水位がここまであったら。2階にありますけども。水流したら、水がスコンって引かないんです。そこで止まるから、この高さだから。だから引くまでトイレは使えないから、もしどうでもと言うんだったら屋根に上がって、買い物袋の中とかティッシュなんか上に持って上がって、それで処置してそこにおいておこうと。外の方に。それでまた引いたらまた流せばいいから。 Q:じゃ、翌日の21日も外にも出られずずっと家で孤立している状態ですか。 A:家でね。そんな状態ですわ。1日置いてから21。 Q:21日が翌日ですね。 A:22日ですか、ぐらいから引き始めたんかな。 Q:22日。じゃ、二晩2階で明かしたっていう。それで22日になって。 A:それでゴムボートなんか借りたりして、公民館の所まで行って、家に手伝いに来ていた女房があっちに車を置いておいたものだから、それが1つの足で、それで買出しに行って、即席のカップ麺や何か買ってきたり、パン買って来たりしたんだけれども。パンは売り切れておりまして、全部。それで店も豊岡の市内もうほとんどが浸かっておりまして、それで1軒だけあいているという情報を聞いて、そこに行ってそういうものを買ってきました。 Q:初めてここから脱出したのは、そうすると22日の何時ごろになりますか。 A:それがね、あれ何時ごろなのかな、昼からかな。 Q:昼ごろ。 A:うん。 Q:それはゴムボートを借りてここから初めて出てきた。 A:うん。連れが舟で巡回してましたんで、ゴムボートがあったら持って来てくれと言ってね、それで2つ持ってきてもらって、それで1つを引きずって、1つのボートに3人乗って公民館まで行って、あの時には地面、川の流れも無かったですからね。ピターンと止まってるから、もう水門を閉めてるから。それでスーッと向こうまで行ったって。 Q:その頃の水位はどれぐらいですか。人が。 A:まだね、橋の上が堤防から無かったから、それで橋桁がチラッと見えてました。だからやっぱりまだこれよりもちょっと下がったぐらいかな。 Q:とても歩ける状況じゃないんですか。 A:歩けない、歩けない。アップアップですわ。 Q:そうですか。それで公民館に辿りついて、その後車で食糧なんかを調達しに行ったと。 A:そうです。ここからストンと行ったらあそこに信号があって、あそこに自衛隊、それから消防団関係が待機しておりました。今回の水害の場合で前回と違うのは、前回も避難したんですね、我々も前回は避難しました。その時は自衛隊の舟があっちこっち回って。それで避難しますからって言って手を挙げたら負ぶってもらいましたけど、今回はそれが無かったです。 Q:どうしたんでしょうね。 A:舟がね、自衛隊が舟を持ってきてませんでしたね。要請をしたかしないかどうかそれは定かじゃないですかけど。それで前回の場合は、家の前、その道路の際のところまで水が来ておりまして、それで市役所に連絡したらボート1台まわしてくれと、そしたらボート持って来ました、2トン車で。ここに上がるまでの水害の時でしょ。その辺まで来たような水害の時にも。それは道があいていたからね。そういうボートは何処から借りたか知らないけれども、そういう手配があったけれども今回はそんなもの、第一ボート持って来るルートもないしね。それで自衛隊が来るにしたって、 Q:ご主人が最終的に避難したボートは誰の持ち物、何処から来たんですか。 A:それは個人のゴムボート。 Q:それじゃ、レジャー用の何か。 A:そうそう。個人用のやつが2つ空いておりましてね。それ借りて、3人乗って1つのボートには買い物、買ったやつをそれに入れてそれで持ってきたと。 Q:引っ張って。 A:うん、引っ張って。 Q:誰から持ってきていただいたんでしたっけ。 A:それはここのうちの市会議員。市会議員さんは連れから船外機借りて、市会議員が乗っていたんですゴムボート。それでそのゴムボートでウロウロしている時に、連れが船外機で通ったもんでそれ貸してくれと、市会議員がそれ借りて、それでその空いたゴムボートうちも要るって言って持ってきてもらったんですよ。 Q:この辺は結構ボート持っている人がいるんですかね、やっぱり海が近いから、レジャーで。 A:あのね、うちらの場合で4階建てとかの場合は水害に慣れてない人がおられますわな。それで70何軒のうちの一番下が2軒ずつになるわけだから8軒、10名ぐらいは遭ってますけど、後は遭ってません、上は。そういう方が持っていたらね。 Q:ああ、なるほど。 A:うん。借りられるというので。 Q:それで停電はその日にしたんですけれども、ずうっと停電したままでしたか。 A:もう回復しませんでしたな。それでようやく回復したのはその晩も駄目で、何時だったか忘れちゃったなもう。 Q:しばらく。 A:うん。 Q:歩けるぐらいまでがどのくらい時間が掛かりました。水が。 A:ですから丸々、資料調べたら分かるんですけど、私らの記録では3日目以降だと思うんですよ。それは正直かどうか分からんですよ。防災無線放送の内容をこれだけ持っていますけどね。もしなんならコピーして、それと照らし合わせてもらってもよろしいわけだけど。 Q:水が引いて歩けるようになったのはそれ以降ですね。 A:まあ、なんにしても前の水害と違って今回の水害はヘドロがこのぐらいほどありましたから、うちらで。 Q:へぇー。 A:ドロドロがね。それが普通の泥・・ Q:10センチぐらい。 A:うん。それが泥の土じゃなくて油をかんでるから。油をかむというのがこうかいたヤ(?)やなにかありますし、そういうところから、糸川の中の油も一緒に出てますし。だからもうこうしたら接着剤みたいなんですわ。それでこびり付いたらとれませんわ。たとえばこういう目に入ったらね。こんなのは高圧、水圧のエンジンのやつを借りて、百姓屋さんから、あれでジャーッと吹き付けて、それでとったと。ここら辺全部ね。 Q:大変だったですね。 A:だから、これも全部こんなものみんな浸かっちゃうから。 Q:お弁当箱。 A:うん、器類ね。だからこれもう家の中も水圧でブワーッとやったんですよ。こんなもんもそのままね。外も。それでこれ外してこれ貼ったんですけど、後で。だからテーブルなんかでも、調理器から全部あれでブワーッとやってね。だからこの店営業するまでに40日掛かりました。だから12月1日から営業を始めたっていうことですね。40日目にね。 Q:12月1日。 A:うん。 Q:ちょっとまた最初に戻るんですけど。最初、どんどんどんどん水かさが上がってきたのは、6時ぐらいからもうこの辺が水浸しになっていたっていうことですが。 A:6時くらいにはここにはまだまだ余裕ありましたよ。ここは入ってません。道は冠水してましたけどな。 Q:道は冠水してたけど、家までは水が来てなかった。その段階で避難しようかなというのは全く考えなかったですか。まだ。 A:もうね、これはかなりの水の量になるんではないかという心配があったから、懸念があったから、物を揚げなくちゃいけない。だから避難しようかという考えは一つも無かったですね。 Q:まず物を救おうと。 A:うん。 Q:いつもそんな感じなんですか。 A:何時もそうです。 Q:その時に市から避難しろ見たいなことは耳には入っていましたか。 A:それはね、避難勧告は防災無線でしたらしいけど、私は一生懸命やっているからそっちの方は耳に入ってないし、それからそこで野外用の拡声器があります。あれ何か喋ってるなと思ってもなかなか風の向きで聞こえなかったですな。良く聞こえたという方もおられたけど、私の所は聞こえなかったですね。 Q:ま、とにかく物を揚げるっていうことが、まず頭に。 A:そうそう。物を揚げる。だけど揚げただけ重労働しただけ損でしたな、結局。 Q:一番上まで行っちゃったから。 A:うん、行っちゃったから。今まではそれで助かったからね。 Q:他の方はその6時ごろというんでしょうかね、どんな感じでしたか。 A:みんな同じ状態です。 Q:そうですか。 A:もう物を揚げるのに掛かってました。 Q:この辺の方はいつも??。 A:みんなそうです。今回はちょっと違うでと一言二言喋ったらもう直ぐ自分の所の家に入って。それで車を高い所に持って行ったり。だから今まで水についたことの無い高い所に持っていったんだけども、他所の土地だけどもね、置かさせてもらって。 Q:それは何時ごろ車を持って行ったんですか。やっぱり6時ごろ。 A:そうですね。道の足元の白いうちに。 Q:まだ明るいうちぐらいに。それで車も避難させて。その後物を上にあげて。 Q:車も駄目でした。 A:車も全部浸かりました。 Q:予想よりも水が来たと。 A:えーっ、こんな決壊するなんて予想もしてませんでしたし。 Q:川より低い所なんですか。川の堤防よりも低い。 A:いいや、高いです。かなり。 Q:川よりも高いところ。 Q:いやいや、川って言ってもいろんな所があるから。本線だから。 A:こっちの堤防よりも高いですね。それで本流の堤防よりも低いですよ、ここらは。本流の堤防って言ったらもう屋根ぐらいになってしまいますよ。 Q:なるほど。お宅にはお母さんとかお父さんとかお年寄りの方は。 A:それは今京都におるので。 Q:いらっしゃらない。 A:前の水害の時は一緒に住んでましたけど。 Q:そんな方っていうのは周りの方で、どんな感じだったか聞いてますか。 A:そういう場合は、もううちらの場合は年寄りと子供の小さい時は先に公民館に避難させます。それで大人だけ残って手伝ったと。 Q:さすがにそういう人たちは危ないので。 A:ええ、ええ。小さい子供おられるところは子供さんだけでも公民館、小学校に避難させて。 Q:小学校なんですか。 A:小学校もあります、ここは。 Q:一番近いのはここから何メートルぐらいあるんですかね、公民館は。 A:ここは公民館までかなりあるんですわ。 Q:三江公民館と三江小学校ですか。 A:ええ、それ隣同士だから。 Q:公民館は大丈夫だったですか、水に。 A:ええ、あそこは高い所にありますから。 Q:ここはそれではかなりの人が逃げていたんですかね、当時。 A:後で分かりましたけど、うちの区で40何組ですか。450世帯の中でそんなもんですよ。避難している人が。 Q:40何組ですか。 A:うん。よっぽど低地にいる人か2階まで来た人たちか、そういう人たちが避難しておったかね。 Q:少ないっていうことですね、全体から言えば。 A:全体から言ったら全然少ないです。 Q:10分の1。 Q:そうすると他の人たちは家にいて、物を揚げるとか。 A:2階に住んでいて下のものを揚げたと。だけどもほとんどの人がうちと同じようにこの程度揚げていたら良いんではないかというね。だからテーブル2つ重ねてその上だったらかなり高いからね。で、その一番高い時はさっき言ったこのぐらいだったから。これ以上揚げてたら浸かないと。 Q:そうやって揚げるのって毎年1回ぐらいですか。 A:いやいや毎年じゃないですよ。 Q:昭和51年の時と平成2年の時もこれぐらいだったと。 A:そうそう。 Q:で、OKだったと。 Q:台風の時に。 A:台風のたびにあるかと言ったらそうでないです。というのは北部の奥の方に雨が降らない限りは、円山川が増水しない限りは。円山川がスコンとしていれば大丈夫です。だから円山川が増水してこの三江地区のコウナシ(?)とか奥野の方がどんどんどんどん降ったら、たとえば20ミリ降ったとか30ミリ降ったとかといったらすぐ上がっちゃいます。ダップリコになりますわな。それで円山自体が、本流が空いていたら今のポンプアップで助かるんですけども、一杯にこうなっちゃったらどうにもならん。だからこれは将来にも絶対こういうことはあるということですな。これから。異常気象だしね。 Q:教訓というか、今から考えると、こんなにひどくなるならこうしておけば良かったなというのはありますかね。 A:あのね、市役所にもそれからこの前の大学の先生方にも私言ったんですけれども、防災無線をもっとフルに活用してもらって、そして前もって、昔のデータがあるわけだから、私たちでも分かるぐらいのものが、やっぱり専門的に分析して今回の23号の台風はもっと早目から手を打つべきでしたな。というのが、生野にしたって大屋にしたって、和田山、それから関宮の方ですか、村岡、神鍋、あの辺の雨量がごつかったですね。それが集まったらもう、あすこの八代川にしたってもう溢れていたっていうんだからね。その水がここに来るわけだからね。絶対に、他所に行かないから。ここには数時間後にはもう伊勢湾台風の並み以上の雨量、結局増水が予想されると。そういう緊急の、緊迫のある放送をして欲しいと。私はそういう具合に見たんですけどね。そしたらある先生が放送というものは、その専門家が、緊迫を与えたらいかんだと、聞く方に。だけども今回直接経験された私が言うんだからこれは考える必要があると。だから緊迫を持って、脅すんじゃなくて、「もう急いでくださいよ」と。それで早く大事なものを2階に揚げてください。そして余裕を持って早いうちに避難してくださいとか。いうことをやっぱり放送で知らせるべきだと。 Q:その緊迫感はとにかく伝わってこなかったと。 A:うーん、全然ないですね。ただありきたりの放送ですね。 Q:「避難をしてください」(ゆっくり読み上げるように)みたいな。 A:そうですね。そして早口は聞こえにくいからね。私たちも放送ようしませんもん。本当にゆっくり喋りますんで。それでは緊迫感がないですから。 Q:喋り方に緊迫感を持たせて欲しいと。 A:だからたとえばね、ピンポンパンじゃなくてもうウーッとか。 Q:サイレンですね。 A:これがたとえば1分間続いた場合には緊急ですよ、早く避難してくださいとか。そういうことを常に広報とか何とか約束事を決めてやることとか。私前に、水害の時に逐一市役所から各区長、私は平成9年からやっているんですけどね。平成9年でしたかな、市役所から、今、円山川の本流が何メートル。河川敷が上がって何メートル。それから何時何分に港の水門を閉めました。そして内水が何メータですと。それからまた次にはまた電話が掛かってきたら、内水が本流と同じ水量になりましたと。2メータ40ずつになりましたと。これからポンプアップのスイッチを入れますと。それが逐一掛かってきたわけです。今回はそれが全然ないんですよ。というのはもう大慌てでしていたのか、この緊急防災無線でする必要が無かったのかね。だからその前に私は庶務課の方にはしてくれないといけないと言ったんですけれども。恐らくもう手が回らなかったのかな。もうこんな状態で。 Q:前の時はどういうふうに連絡を取っていたんですか。 A:電話で直接。だから今回は防災無線があるから。それで防災無線の内容はファックスで送ってくるんですわ。言ったことは、逐一。 Q:区長さんのところにはファックス。 A:ええ、私の所には。だけどファックスも何もパーだからね。そういうものはもう当てになりませんわな。だからファックスは2階に置いておいてなかった。 Q:なるほどね。 A:だから肝心なものは塩、生活に必要なもの、トータルしたものを2階のところに一応置いておかないといけないと思うんですね。これ、今回の水害で。 Q:準備としてはね。 A:うん。今までは緊急のリュックサックに入れて地震とか何とかの時には。懐中電灯とかヘルメットとかそういう物、緊急を要するものはこれをもって置いておけとか言って、それを私たちもした方がいいなあという感じはしておりましたけど、今回、それでしかなかったですな。水害でも地震でも。 Q:こちらの近くで三江公民館に逃げていた方が1回お宅に戻られたときに亡くなられたという話を聞いたんですけれども。そのお話というのはお聞きになってますか。 A:ありますな。 Q:江本の方みたいですね。 Q:江本の方か。それはちょっと遠いですね。 A:いや、こっちもありますよ。水害からこっち亡くなられた方おられますよ。それは水害が関係したのかどうか分からんけどね。やっぱり心配したり気苦労したりあったかと思いますよ。高齢者でね。 Q:直接その日に亡くなられたのかどうか分からないですか。 A:直接は亡くなってないです。その後。 Q:あとに亡くなったんですか。じゃ、溺れて死んだんではないんですか。 A:溺れて死んだんじゃないです。 Q:そうなんですか。 A:それはないですよ。 Q:こっちの人はね。 Q:遠くの人はあるかも知れない。 A:うん。それは向こうのね、直ぐに亡くなった人はね。 Q:どれくらい後に亡くなられたんですか、その方は。水害の後。 A:2、3人高齢者の方亡くなられました。 Q:それは1週間とか10日とか経ってからですか。もっと後ですか。 A:うーん。1週間、10日以上かな。12月の月に入っては聞かないから、11月中に。 Q:11月中に。分かりました。それはちょっと違う地域の人でした。この辺の方で早く避難した人というのは誰かご存知あります。 A:もう私自身がまるっきり避難所に行ってませんし、避難所に、公民館に電話を掛けてうちの区の、良く言う把握したいから、避難所の入っておられる方連絡してくださいといったら、プライバシーの関係で如何に区長さんでも教えられませんってことで。それは困るじゃないかと、私自身はここの代表なんだと。そういうことを把握したいんだと。でも頑固として福祉の。それで来てくださいと言ってね。私は自動車も何も足を浸けちゃって足がないですわって。歩いて来いといったらそれは歩いていけないことはないけども、遠いですからね、それでこっちも忙しいし。それで来てもらったら名簿をお見せすることは出来ますけども、それをコピーすることはできませんって言うんだ。 Q:避難者の名簿ですね。 A:うん。それでそういう規則が決まっているんですかって言ったら決まっているらしいですな。だからそれ以上言えませんでしたけど。それで私行って、大分経ってから、それでメモをしてきましたけどね。 Q:何かお知り合いの、近いお知り合いの人は、逃げた人はいないんですか。 A:この近辺ではうちの副が避難したんですって言ってました。そっちの方ですからね、家は。2階建てで。向こうの方ですけどね。 Q:なんという方なんですか。 A:新山さん。 Q:新山さん。 A:その方のお家は天井まで水が来ましたから。天井めくれてます。天井、丁度めくって。ちょっとうちよりやや低いですね。うちがこれだけの高さだとここに天井があったようなものですね。天井についた状態だから。 Q:珍しく避難した人ですね、それは。あとで、いらっしゃいますかね。 A:いやー、仕事でしょうね、今日は。 Q:居ないですかね、今日は。 A:もしなんだったら奥さんはおられるかも分からんけれども、分からんですね。 Q:直ぐそこですか。 A:ええ、もう教えてあげますけども。 Q:そうですか。じゃ、後でちょっと。 A:家の中見てもらったらビックリしますわ。 Q:かなりひどい被害。 A:ひどいです。まだ??ままだからね。もう骨組みが見えてますからね。だけどそれは慌てん方がいいと言ってるんですけどね。春までいじらない方がいいって言ってね。今うちの場合でもやっぱりああいう戸棚の中ね、今日も戸を開けて出したらカビが来てます。もう薬用石鹸で、100倍液でゴム手袋で何回も洗って拭いてしてますけど、湿気てたらあきまへんな。だからこのカンカラカンの天気になりませんでしたからね。この10月以降は。 Q:あ、そうそう。で、その後ご主人は、水が引いた後はどんな状態。ここにずうっと住まわれていたんですか。 A:ええ、ずっと。で、後はもう救援物資の配布とかそれから石灰とか消毒液とか、あるいは物資、衣類とかホカホカロンとか、それからカップ麺とか、ああいうものがドーッと来ましたでしょう。それから土嚢袋を配布したり、それから水、深海水とか富士山の水とかあんなのが箱で来ましたんで、それを配布するのにもううちの家、家半分仕事してませんでしたわ、そういう配り物で。だからもううちの方だけでも150名ぐらい延べ、40日で。うちの家内も入れて、子供たちも入れて掛かっております。 Q:その配布に。 A:その人数がこの復興に。だから配布が、もう役員たくさんおりますけど、私一人でしたり、今のその引き上げ員の副、副になったんです、そのレンタカーなんですけどね、そこの所事務所にしてね。うちはもうみんな外に出しましたから、出来ませんからここで。そこでレンタカーの車庫を借りて、そこに物資を置いておいて、それで受付して、それで配りましたから。 Q:そしてその後はもう家中の掃除だとか何とかそういうことにかなり。 A:もうそればっかりです。毎日掃除と洗物と、そればっかりですわ。 Q:何かボランティアの人が助けてくれたっていうことは無かったですか。 A:それボランティアの助けてもらった方入れて150名。 Q:結構いらっしゃったんですか、ボランティア。 A:それはもうかなりね。ずうっと頼んでいたら、5人、6人ずつ。 Q:毎日、毎日。 A:毎日、毎日ではないですけどね。 Q:延べで100何人か。 A:そうです。うちの女房も入れて、私も入れて。掛かった人数が150名です。 Q:それで清掃というか。 A:ええ、何とか片付きました。だから実際に商売するような状態に持っていこうと思ったら、今考えたら250名要りますわ。完璧にしようと思ったら。だけど洗ったからといって綺麗になるもんじゃないですね、今回の水害は。噴きます、また。このシュンブロ(?)。泥の中に入っている白い粉みたいなものがまた噴いてくる。それでこんなことになってますよ。これもうねえ、これ??とるんです。 Q:中に滲みてる。 A:これは恐らく下の基礎が死んでるんですわ。どうも何もこんなんですね。これ、サッシ入れ替えてもらったら全然合いません。だからサッシをちょっと切って、ちょっと歪にしてね、みんなしてます。 Q:大変ですね。防災無線はその後使えるようになって、ずっといろいろな情報なんかはどうでしたか。 A:防災無線はその後ずっと順調に聞いてますけどね。今、回覧で、この前、防災無線の紛失をした方の再発効ですか、あれ申し込んで回覧の集計を見たら約半分浸けてますな。大事なものを上に持って上がるということを、うろたえていて。だから半分の方はちゃんと持って上がって上で使っておると。 Q:水に浸かってしまった方が多いということですか。 A:うん。浸けて新しく買い換えるということね。買うんじゃなくて、あれはもう市役所がまた提供するんですか。 Q:そうですね。ずっと聞かれてたご主人としてはどうですか。評価するとすれば、防災無線は。 A:防災無線は今さっき言ったように、やはりフル活躍するんだったら予測放送もしなきゃならんだろうと。で、この前の先生に言ったのも、やはり運転するにも予測運転しなければ事故を起こすと。予測が出来ない応用が利かないような人が事故を起こす確率が多いんだと、私はそんなふうに思っているんだけれども。放送自身も予測的なこともしなければならないと思いますと。思われますと。5時間後にはもう円山川の水位が7メータ、8メータ近くになるんじゃないかと予測されますと、これはやっぱりしなければいかんと思って。 Q:予測をした放送をして欲しかったと。 A:そして早めに23号のコースがこっちに向いた時に、伊勢湾台風並みのコースだったら雨台風だというのは分かっていた本部は。絶対にコースは。だから今までこっちに向いていてあっちに行き、日本海に逸れたりするから予測的なことは難しいんだけれども、コースが北部に関係あるコースでしたらこういうことを予想されますということも言えるわけだ。だからそれはやっぱりして欲しいなと思いますね。 Q:その後の復旧の段階では役に立ったようなことはありますか。それはあんまりないですか。 A:うん。復旧はね、かなりこっちもヤンヤ言って、要望を言ってヘドロを撤去したり、あるいはごみが山ほど出て、不法投棄が絶え間なく続いたと。うちの場合でもそこにごみ、前に積んでおったんですけどね。うちの人口から関係のものだけ積んでいたのが全然関係のないものが山ほど積んでいるから、夜が明けたら。だから他所から持ってくるんですね。 Q:捨てられちゃって。 A:うん。この際にと言って水害じゃないものが、自分の所の車庫に眠っている要らないものがあったり、タイヤがあったり冷蔵庫があったり、そういうものを持ってきていると。それからたとえば農機具屋とか自動車屋とか修理屋とか自転車屋とか電気器具屋ですか、ああいうものが泥の浸かってないものがたくさんありました。それがどんどん捨てとったです。それはもう目に見えておりましたね。 Q:水が引くまでずっとここで2階に避難されている時にラジオとかはお持ちでした。 A:ラジオ持ってました。 Q:上で。 A:ええ。 Q:ラジオとかは聞かれました。 A:ラジオ聞いていたけど、じっと聞いていてもう歌やら他の番組やらしていて、そればっかりやってないから、だからそんなもの聞いてる場合は無いから、それよりこっちのことをしたいから。 Q:当日からですか。 Q:当日の夜。 A:そうです。 Q:あんまり役に立つ情報が無い。 A:役に立ってません。ラジオはたとえば水害関係は、ここのダイヤルだったらここでずっと流しますみたいな状態だったら良いんですけど。普通のテレビみたいにずっと幕が出てするんだったら良いんですけど、それはないですね。 Q:コミュニティFMっていう、FMジャングルとかは。あ、そうか、あれは停電だから。 A:FMジャングル。いやいや、電池の方を聞いてるから。それはそうだな、それを聞けば良かったな。 Q:それは、でも放送局が壊れてしまった。放送できなかったみたいですね。その前にFMジャングルを聞いたことっていうのはありました。この水害以前に。 A:ありますね。うちの区の者が何かインタビュー受けて喋るから聞いてくれとか、そんなことがあったし。 Q:あんまり災害の時にFMジャングルは聞きませんでしたか、今回は。 A:そうですな。 Q:当日は、本当にドタバタしている時はやっぱり全然使わなかったですか、ラジオは。 A:もうそのくだらんトークやら歌番組聞いていたってね、こっちが勿体無いから時間が。だから結局切っちゃいました。 Q:テレビは停電で見ようと思ったらつかなかったんですね。 A:テレビはもう全然。テレビはねかなり長いこと掛かりましたよ、回復するの、停電は。 Q:停電は1週間ぐらい続いたんですかね。 A:ええ、もうね、長かったです。それで他所の方についているのに晩になったら。何でうちだけつかないのかなと言ったんですけど。隣近所見たらついてませんて。こっちの方は。それで遠くの方は、道隔てた向こう側はついているのにって。配線の関係だろうけどね。 Q:あと、2階に避難されている時に携帯電話でその2、3日の間、電池は持ったんですか。 A:持たないですよ。 Q:何時ごろ。 A:もうじゃんじゃん掛かってきますから。市役所から掛かってくるし、公民館から掛かってくるし、それから、私役しているものだから。それで息子らから心配の電話掛かってきたりね。だから本当にもう、私は用心深い方なんだけれども、ああいう電池式の充電器が必要だったと思いますな。小型のバッテリー見たいのがあるとか。 Q:じゃ、途中でバッテリー切れちゃったんですね。 A:切れちゃった。 Q:それはどんな。 A:小さい発電機みたいなのがあったらいいと思ったりしました。そんなこと喋ったりしてましたけど。携帯用の手で回すとかね。それでも充電できますんでね。 Q:もうじゃ携帯のバッテリーが切れたらもう何処とも連絡が取れない状態ですか。 A:全然ですね。それで3日目にお隣がその六方橋ですか、新しい広域??、あの際は水に浸からなかったんです、あそこに車を停めてまして、この1台。それで車を見に行くからって。それでもしエンジンが掛かったら車から充電してくれって言って渡したんです。そしたら充電してもらって、車浸かってなかったということで、それは助かったなって。それで充電を始めてしたんです。3日目に。 Q:分かりました。 A:で、5日目ぐらいにはそこらが動因で手伝いに来てもらって、会社休んで。その時にはもうバッテリーの充電器やら今のさっきの車からとるやつ、充電器やら持ってきてくれまして、それで充電しましたけどね。その時も電話は全然使えませんからまだ。 Q:ちょっと話変わっちゃうんですけど。 ------------- テープ裏へ
------------ A:・・AとかCとか言ってね、もうそれ以前のもので、やはりさっき言ったような緊迫した放送の内容とそして避難をするならば今のうちですよとか。あるいは。 Q:避難するなら今のうち。 A:これを遅れたら上庄境区部だったら生コンの橋を渡って、あそこの、上庄境橋を渡って避難するには今何処どこ冠水してますとか、状況を逐一??よろしいけどな。だからそういう状態をやっぱり我々がもし行政側におるんだったらしますけどね、そのぐらいの??。だからこの全体の地図があるわけだからこことここは真っ先に水がつくというのは分かっている所があるから、だから我々のところはもう行く所がないんです。公民館に避難しろと言ったってね。橋渡ったら今度はこうなっているわけだから。そこの所を、私らここまで浸かって避難したことあるんです、前は。これ、公民館の前の??(バックの騒音で聞こえない)??出してもらって、そういうところあったからいいけれども、???。だから公民館で風呂に入れませんしね。 Q:風呂に入れない。 A:だから今回は城之崎温泉の方に無料でといってマイクロバスとか何かで、市役所で風呂入りに行きましたけど。我々は行ってません、こっちの方は。それで大体が避難してない者は一切、たとえば炊き出しとか・・、 Q:サービスが受けられない。 A:風呂のサービスとかは受けてませんし、受けられない。 Q:さっき、危険の地図っていうのが出てましたけど、ハザードマップっていう危険を示す地図みたいのがありますけど、そういうものはやっぱりあった方がいいですか。 A:あった方がいいですね。だからそれを全戸配布してもらってね、水害の時の今言う、避難マニュアルですか、それを作って、もう私の所の自主防災組織も水害だということになると全然何の役にも立たないです。300万も資器材購入してね。これは阪神淡路大震災の地震を想定した資器材であって。だから水害の場合にはもうそんなもの、大きな金をかけた物が、おまけにそれ洗わなかったんです、ヒヤク(?)かけて、中はドロドロだから。だからこのテントにしたって、??何かするちょうちんとか矢倉とか、そんなもの全部ドロドロで全部捨てました。こういう提灯ね、電気つけたやつ、あれ外してみたら泥がもうべっとりです。私それを洗ってするような暇はないですもん。各自家がまだまだしなくちゃいけないこと沢山あるから。この際区の備品だけども捨てようと言って、この家ぐらいのを山ほど捨てました。こういうジゾウボウ(?)の中の長膳ですか、テーブル、事務用の、ああいうのも全部捨てちゃったでんす。座布団とかストーブとかそんなもの全部です。それでうちらの方の区の方の事務局があってね、パソコンもコピー機もストーブとかそれから放送の備品、アンプ、15万も出して去年買った新しい新品のアンプやらスピーカー、そんなものみんなパーですわ。それで幸いそのコピー機に関してはリースしておりましたから新品が入りましたけど。だからパソコンなんかはもうフロッピー関係もみんなパーです。家に予備があったやつがかろうじて5枚助かったぐらいのもので。それと本体とうちのは。だから備品、こんなトランスみたいなもんですか、パソコンに差し込んでする・・ Q:フロッピーディスク? A:電源のね。あれなんかも1万何ぼするってね。それからデジカメも浸かって駄目だから、でもしょうがないなって言って、1万8千円も部品かけるんだったらって言ってもう注文しましたけどね。だけれども1万何ぼするけど、今回水害だからということで3,000円ほどでメーカーから分けてもらいまして、それは有り難いなと思って。 Q:何か。僕は大体聞きましたけれども。分かりました。後ちょっと1つだけですけども、ここ川、本流が流れてますけれども川関係でサイレンが鳴るということはないんですか、普段。 A:ないですな。 Q:ここら辺はないわけですか。 A:ええ、ええ。川、堤防が決壊したら大きなサイレンを鳴らすとか? Q:そういうのはサイレンというのは無いわけですね。分かりました。 A:もうだから堤防が決壊しましたじゃ遅いですわな。「可能性がある」だったらいいけど、早く、1時間も2時間も前から。 Q:分かりました。ありがとうございました。 |